株式会社は「かぶしきかいしゃ」と「かぶしきがいしゃ」のどちらか

2023年5月6日更新

株式会社の正式な読み方は「かぶしきかいしゃ」なのか「かぶしきがいしゃ」なのかという問題は折に触れて話題にされることがありますが、法令で明確な定めがないうえ、株式会社の英語略称表記がKK(Kabusiki Kaisha)になっていることも相まって曖昧な状態です。

結論から言えばどちらも間違いではないということになりますが、慣用的には「かぶしきがいしゃ」と濁音で読みます。

広辞苑等辞書類では、「かぶしきがいしゃ」という読みがほとんどで、日常でもほとんどがこの用法になります。したがって、読み方としてはこれでよいのではということになります。

法人登記では自社の社名部分にはフリガナがありますが、株式会社の部分にはありません。

では公的機関がどのように英訳しているのか、という部分で見てみます。日本の法令を英訳した法務省のデータベースでは、株式会社の部位はKabushiki-kaishaと表記されており、ローマ字もこの表記が使われています。

つまり、読み方としては「かぶしきがいしゃ」が正しく、ローマ字表記としては、Kabushiki-kaisha(かぶしきかいしゃ)が正しいということになります。株式会社の英語略称はKKであり、KG(Kabushiki-Gaisha)とはならないことを考えれば、これらの連濁(れんだく、複合語になった場合に後の用語の先頭部分が濁音になる現象)部分については、「読むとき」と「書くとき」で区別して使われているというのが実態ではないでしょうか。

読むときは、かぶしきがいしゃ、ローマ字で書く場合はKabushiki Kaishaという使い分けです。ただし社名を英訳したときに、KKの略称を使わない会社も多々あり、その場合は「株式会社」の部分をローマ字で表記をする機会がないという会社もあります。

「かぶしきかいしゃ」と「かぶしきがいしゃ」の使い分け
読み方 用法
かぶしきかいしゃ ローマ字表記で(株)を英語略称にする場合。Kabusiki KaishaをKKと略す。
かぶしきがいしゃ 読み方としてはこちら。かいしゃの部分が連濁により「がいしゃ」となる。

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