発泡紙とは

2023年7月2日更新

中国の取引先から漢字で「発泡紙」と言われた場合、これはプチプチを意味しています。一般名称としては、「気泡緩衝材」といい、英語ではbubble wrapと表現されます。

ダンボール箱などの中に使う梱包材としては、製品を自由な形でくるむことができる為、非常にポピュラーな部類で、安価なうえ、用途を選ばず使い方によってはかなりの緩衝効果を得ることができます。

デメリットしては廃棄面や取り出したあとの分別です。大量に開梱して廃棄する物流の現場などでは、製品を取り出す際の仕分けに時間や手間がかかり、捨てる際も外装箱との分別が必要になります。

また、廃棄にコストがかかることがあり、この場合、再生可能なダンボール板や巻きダンボール、紙製のもののほうが総合的に見てコストが優位になることがあります。

さらにいえば、発泡紙で製品が箱の中で完全に動かなくなるようにするにはかなりの分量の使用と、梱包時の手間もかかるので、製品によってはウレタンフォームに製品がすっぽり入るようにくりぬいたものを使うことがあります。

貿易での使用の際は、梱包仕様書やパッキングスタンダードなどを事前に確認し、購入側が了承してから取引するとトラブル軽減になります。もっとも、契約書には破損時にはどのような場合にどちらがどの割合で損害を補填するかという点は詳細に取り決めておく必要があります。

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