ダイヤモンドホイールのドレッサーについて

2009年9月22日更新

ダイヤモンドホイールによく使われるドレッサーとしては、下記のようなものが知られています。

  • WA,GCのスティック
  • 軟鋼
  • 生材・端材
  • ダイヤモンドドレッサー

ダイヤモンドホイールは使っているうちに切れ味が落ちてくることがあります。これは自生作用だけで砥粒の目立てが間に合わないためで、目詰まりを起こしやすい加工対象や加工方法、砥粒が磨耗してしまう目つぶれを起こした場合にもドレッシングすることで元の切れ味を取り戻すことが出来ます。

具体的には、砥粒以外の部分を削り、鋭利な砥粒が表面に出ているような状態を作り出す作業になります。

砥石を研ぐ作業であるドレッシングは、できることなら回数はなるべく少なくしたいものですが、切れ味の著しく低下した砥石を使い続けるよりは早めにドレッサーをかけて目立てを行なったほうが加工効率があがります。砥石や加工物が焼けてしまう前に、切れ味は適正な範囲に戻してやると効率的です。

なるべく研削しにくいものを使ってダイヤモンドホイールの性能を発揮させない

ダイヤモンドのドレッサーとしては、大きく分けると砥石やそれに近い作用をする専用ツールを使う方法と、加工している対象よりも削りにくい素材を用いる方法とがあります。前者の砥石を使う場合は、ダイヤモンドホイールよりも若干粗い一般砥石をあてると効果的です。目安としては、一段階だけ粗いものがちょうどよいかと思います。

ダイヤモンドホイールは、砥石の中でも特に研削力に優れた砥石ですから、このホイールの性能が発揮されてしまう状況を作ってしまうと、ドレッサーだけが削られてしまうという状況になってしまいます。したがって、ダイヤモンドホイールの性能がなるべく発揮しづらい状況下でドレッサーをかけるとドレッシング作業はうまくいきます。

端材などをドレッサーとして使う場合、延性材料、つまり切り屑が粉ではなく丸まっていくようなタイプの材料で、とにかく研削しにくい難削材を選ぶのがコツです。銅やステンレス(特に削りにくいタイプのステンレス等)でも効果的です。焼き入れ鋼を研削している場合、焼入れをしていない生材などでもドレッシングはできます。

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