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SMn443（マンガン鋼）の成分と機械的性質（引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度）

2010年10月6日更新

SMn443はマンガン鋼のうち、炭素含有量が最も多く、硬度も229～302と比較的硬く仕上がります。強靭鋼です。SMn材の4種の中では降伏点も最も高くなります。熱処理の条件は438と同等です。

SMn443の成分（単位：%）
材料記号	C	Si	Mn	P	S	Ni	Cr	Mo
SMn443	0.40 ～0.46	0.15 ～0.35	1.35 ～1.65	0.030以下	0.030以下	0.25以下	0.35以下	-

SMn443の熱処理温度、機械的性質、硬度（参考値）
種類	熱処理温度（℃）		引張試験（4号試験片）				衝撃試験（Uノッチ試験片）	硬度（HBW）
種類	焼入れ	焼戻し	降伏点 N/mm²	引張強さ N/mm²	伸び %	絞り %	衝撃値（シャルピー） J/cm²	硬度（HBW）
SMn443	830から880油冷	550～650 急冷	635以上	780以上	17以上	45以上	78以上	229～302

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