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SCr420（クロム鋼鋼材）の成分と機械的性質（引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度）

2010年10月6日更新

SCr420はクロム鋼鋼材のうち、肌焼鋼で炭素含有量が0.18～0.23と前述の415よりワンランク高めになっているタイプです。焼入れ性を高める効果を持つクロムの含有量はクロム鋼の場合すべて同じです。

SCr420の成分（単位：%）
材料記号	C	Si	Mn	P	S	Ni	Cr	Mo
SCr420	0.18 ～0.23	0.15 ～0.35	0.60 ～0.90	0.030以下	0.030以下	0.25以下	0.90 ～1.20	-

SCr420の熱処理温度、機械的性質、硬度（参考値）
種類	熱処理温度（℃）		引張試験（4号試験片）				衝撃試験（Uノッチ試験片）	硬度（HBW）
種類	焼入れ	焼戻し	降伏点 N/mm²	引張強さ N/mm²	伸び %	絞り %	衝撃値（シャルピー） J/cm²	硬度（HBW）
SCr420	1次850から900油冷 2次800から850油冷（水冷）または935保持後850から900油冷	150～200 空冷	-	830以上	14以上	35以上	49以上	235～321

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