SCM421(クロモリ鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)

2010年10月16日更新

SCM421は肌焼き鋼として使われる合金鋼で、クロムモリブデン鋼の一規格です。引張強さや硬度は同種のものの中では比較的高い部類になります。焼入れは1次、2次ともに油冷し、焼戻しは空冷します。以下はSCM412の成分や機械的性質の一例です。鋼材の詳細については相当品を製造しているメーカーまでお問い合わせください。

SCM421の成分(単位:%)
材料記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo
SCM421 0.17
〜0.23
0.15
〜0.35
0.70
〜1.00
0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.90
〜1.20
0.15
〜0.25
SCM421の熱処理温度、機械的性質、硬度(参考値)
種類 熱処理温度
(℃)
引張試験
(4号試験片)
衝撃試験
(Uノッチ試験片)
硬度
(HBW)
焼入れ 焼戻し 降伏点
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
%
絞り
%
衝撃値
(シャルピー)
J/cm2
SCM421 1次850から900油冷
2次800から850油冷または925保持後850から900油冷
150〜200
空冷
- 980以上 14以上 35以上 59以上 285〜375

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