暑中コンクリートとは

2011年8月31日更新

コンクリートの硬化には、気温や湿度などの環境が影響します。水とセメントが反応することによりできる水和結晶が硬度の正体であり、水が多すぎても少なすぎても反応は十分に進みません。夏場などの高温環境では、寒い時とは逆にコンクリートが固まるのが速くなってしまいます。型に流し込むそばから固まってしまうと施工にも影響するため、何らかの方法で反応を遅くする必要があります。また高温によって水が蒸発し、水セメント比が変わってしまうとコンクリートの品質に影響が出てしまいます。暑中コンクリートはこうした状況下で使用するコンクリートで、具体的には水和熱があまり大きくないセメントを使ったり、硬化を遅くさせるための混和材(硬化遅延剤)を添加したりします。また養生方法にも一工夫し、水が蒸発しにくくしたり、セメント以外の材料を冷却するなどして施工に最適な硬化速度を維持します。

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