軸付砥石の使い方

2022年1月21日更新

軸付砥石とは、内面研削用などの小径砥石のうち、機械へ取り付けるための軸のついた砥石のことを言います。単に軸付き(じくつき)や軸もの(じくもの)と呼ぶことがあります。砥石がついている軸をシャンクと呼びます。主として加工精度に影響してきます。

使い方は、手で持つ用途がほとんどでハンドグラインダーやリューターの先端に取り付け、高速回転させてワークを研磨もしくは研削していきます。軸付きの先端部の砥石形状にはかなりのバリエーションがあり、三角形やとんがりコーン型のものから、円筒型、平型、円盤型、そろばん型等、加工するワークの部位にあわせて使い分けることができるメリットがあります。据え置き型の研削機や研磨機に装着して使用する場合もあります。

用途は内面研削用に用いるほか、形状のバリエーションが豊富なため、複雑な形状をもつ小さな工作物の一部分の加工などで活躍します。研磨工具を手でもって行うバリ取りでもおなじみの砥石です。歯科医療の分野で用いられるデンタルバー(ダイヤモンドポイント)も広い意味では軸付き砥石になりますが、一般にこれらは別の呼称に呼ばれるため、「軸付き」といった場合はほぼ工業用途のものといえます。

軸付砥石の種類は、「寸法」「形状」「砥粒」「ボンド」「硬度」の組み合わせで決まります。形状と軸がついている以外は研削砥石とほぼ同様と考えて差し支えありません。寸法はミリ単位で、外径×厚さ×軸径×軸長で表示されています。

電着をはじめ、一般の研削砥石であるアルミナや炭化ケイ素を砥粒として使ったもの、ボンドもビトリファイドやレジン、メタル、ゴムなど多彩なものがあります。加工するワークの硬度や性質にあわせて最適なものを選択します。

外径が小さいため、非常に高速でまわります。使用時には砥石ごとに設定されている最高使用回転速度を超えないよう注意が必要です。電着やダイヤ、cBNといった超砥粒を使った砥石ではない場合、研削砥石と同じ取り扱いになりますので、特別教育受講が必要です。

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