ガングソー(ギャングソー)とは

2010年6月26日更新

正式にはダイヤモンドガングソーといいます。焼入れした鋼の帯の刃部に、ダイヤモンド焼結体のチップを使った巨大な鋸(ノコギリ)です。これを往復運動させることで工作物を切断します。建築用の御影石や大理石をはじめ、石英や結晶材料の切断にも使われます。ガングソーと言うとき、鋸ではなく、これを用いる機械そのものを意味する場合もあります。 特に大きなワーク(工作物)に対して使われます。

この工具には以下のような特徴があります。

  • 1.切断速度が速い。
  • 2.切断面が平坦で美しい。
  • 3.動力費が少なくてすむ
  • 4.機構が単純である

30年以上前から使われるようになりましたが、今も一般的に使われている工具の一つです。非常に大きな加工対象の場合、円形であるブレードやソーブレードを用いる場合、外径も同じように巨大なものを準備する必要がありますが、ガングソーは横方向には大きくなりますが、ブレードなどに比べれば縦方向のサイズを抑えることができる利点もあります。

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