HSNコードとHSコードの違い
HSNコードとHSコードは同じものを意味しています。違いがあるとすれば、どちらも略称ではあるのでそれをどの用語からとっているかという部分です。International Harmonized System of Nomenclatureを略してHSN、Harmonized Systemを略してHSと言っています。International Harmonized System of Nomenclatureが正式な名称ですが、長すぎるのでこれを単にHarmonized Systemとしている国が大半です。したがって、ほとんどの国はHSコードと呼称していますが、米国のように輸入時にHTSコード、輸出時にschedule Bと呼称する国もあれば、ASEANではAHTNコード、EUではCNコード、台湾のCCCコードのように地域で用語を使い分けることもあります。
実務でHSNコードという言い方をするのはほぼインドに限定されていますので、貿易関係者の中ではHSNコードという用語でやり取りする時点で、インドの輸出入にかかわる案件ということは推測できます。
インドの輸出入申告や貿易関連の書類、取引先からHSN codeについての問い合わせ等があった場合、HSコードと読み替えればよいことになります。
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