CFRPとは

2011年10月3日更新

炭素繊維で強化したプラスチックのことです。電気自動車や航空機の機体などに採用され注目を浴びるようになりました。プラスチックとはとても思えないほどの強度を持ち、重量も軽いため、燃費や航続距離の関係で軽量化が求められる産業にはいち早く採用されました。

CFRPの特徴

CFRPの長所

  • 優れた比強度を持ちます。
  • 複雑な形状の部品であっても一体成形化が可能なため、工数の削減が可能です。
  • 疲労強度にも優れています。
  • 腐食しませんが、条件によっては電食が起きます。

CFRPの短所

  • 高温多湿に弱いという短所があります。
  • 材料が金属材料に比べてかなり高価です。
  • 一度破損すると修理が難しい素材です。
  • 上記に述べたとおり、電食が起きるため、アルミとは相性が良くありません。金属と組み合わせるときはチタンが採用されるケースが多いです。
  • CFRPの素材はプリプレグと言われますが、これは冷凍保管の必要があります。
  • 成形したあとの二次加工が難しく、穴あけやトリム加工などの難易度が高いとされます。
  • また加工時に非常に細かい粉塵が発生するため、これを体内に吸い込まないよう対策する必要があります。
  • 人によってはアスベスト以上に危険だという意見もありますが、粉塵を継続して吸入した場合の健康への影響についてはまだ未知の部分がある素材です。

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