砥石を特注するには

2012年11月05日更新

工業用の砥石、例えばダイヤモンドホイールやCBN砥石などはほとんどが特注品といえます。もちろん、ある程度のパターンはありますが、ボンドの微調整や砥層の微妙な厚み、ボンドの硬度などの調整に応じてくれるメーカーもあります。

汎用品を廉価で仕入れて使い倒す、というのもよいですが、加工メニューによってはしっくりくる一品を作ってもらうだけで、砥石数個分の働きをしたり、作業効率が大幅に上がることがあります。

特注というと、高級品や贅沢品のイメージがあり、値段も高いのではと思われがちですが、この辺りはメーカーや販売店と相談してバランスのよいものを見繕ってもらうのがよいと思います。

仕様上、高価な砥石になってしまった場合、どの部分が価格が跳ね上がる原因になっているのか聞けば、妥協点が見つかるかもしれません。

なお、砥石を特注する場合に必要な情報は一般的には以下のようなものになります。

  • 砥石の形状
  • 砥石の寸法
  • ボンドの種類
  • 砥粒
  • 今使っている砥石があればその砥石の仕様かラベル表示
  • 使用機械のタイプ
  • 加工しようとしている材料、材質、素材
  • 乾式か湿式か
  • 湿式の場合、クーラントはどの系統のものか
  • 加工条件(回転数など)

何か問題が発生しており、それに対する解決策や代替品を求めている場合は、加工条件や使い方についての情報も製品を設計・検討する上では重要な情報になります。また、メーカーサイドの事情を見るのであれば、月間の使用量や検討している部分以外の工程でも砥石を使っているのか等は欲しい情報の一つです。

最適な砥石を選ぶというのは、案外難しいもので、これがうまくいく、いかないとではその後の加工効率に大きく影響することを念頭においておく必要があります。既製品を直感で選んで、よい加工が出来ることもあれば、何度もメーカーに仕様調整を依頼して、現在の生産量や加工効率が実現できるようになった、という場合もあります。

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