セット取り金型を英語で言うと

2015年9月1日更新

ゴムやプラスチックの金型ではよほど大型のものを除くと、そのほとんどが一つの金型から複数の製品をつくるタイプの物となります。この複数のものを同じ型から同時に作る場合には、セット取り金型もしくは共取り型と、多数個取り金型の2パターンに分かれます。何個、何種類作ることができるかは、その金型で製造する品目の形状や精度、素材(構成材質)にも依存しますが、1回のショットでより多くつくることができるものほど、一般に生産効率は高いということになります。

金型におけるセット取りとは、一つの金型のなかで、異なる形状のものを一度に複数個作ることができるようになっている金型のことです。

また、一つの金型のなかで、同じ形状のものを一度に複数個作ることができる金型を、多数個取り金型といいます。

生産効率という面でいえば、セット取り金型が最も高くなりますが、すべての製品をセット取りにできるわけではなく、製造する形状にある程度の制約が出てきます。

金型は一般的にはショット数に限度があり、種類によってはショット数=耐用期間(耐用年数)というようなこともある為、一度に多く作ることができるものほどより多くの製品を作ることができる、ということも言えます。ただ、特殊な形状や精度によっては、非常に大きな金型からわずかしか製品がつくることができないというものもあります。

金型の種類の違いは、見積もりを算出する際に、型費などとして金型や治具費用を別途請求するような場合にも連動してくる項目です。また生産能力や生産キャパなどをみる際にも、大きく影響します。

日本語 英語 概要
セット取り金型(共取り金型) composite mold 一つの金型で異なる形状をもつ複数の製品をつくる
多数個取り金型 multi‐cavity mold, multicavity mold 一つの金型で同じ形状をもつ複数の製品をつくる

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