タングステン(元素記号 W)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など

2012年10月21日更新

タングステンは遷移金属に分類されるレアメタルの一つで、主な用途としてはフィラメントや工具、合金材料、固体潤滑剤、真空蒸着装置内でのハース・るつぼ、徹甲弾など産業用・軍事用などで幅広い使い道があります。

性質としては、金属元素の中で最も硬い元素であり、タングステンの炭化物であるWC(炭化タングステン)は超硬合金などの素材としても定番の材料です。また融点が高いため、耐熱性に優れ、比重も重い元素です。耐摩耗性や硬さ、耐熱性の要求される局面でも活躍している元素です。

タングステン(元素記号 W)が活用されている分野

  • フィラメント
  • 合金材料
  • 工具鋼
  • 切削材料
  • タングステン鋼
  • 対戦車用、対艦船用などの徹甲弾、貫通力の大きい砲弾の弾芯
タングステン(元素記号 W)の特性、物性
分類 金属元素
電子配置 4f145d46s2
英語 Tungsten
原子量 183.9
同位体 180W、182W、183W、184W、186W
融点 3422℃
沸点 5555℃
密度 19.25g/cm3
比重
硬度 モース硬度7.5
色、形状 銀白色
20℃、1atmでの状態 固体
線膨張率
(α/10-6K-1
100K:2.6
293K(20℃):4.5
500K:4.6
800K:5.0
タングステン(元素記号 W)の電気抵抗(ρ/10-8Ω・m)
700℃ 24
300℃ 12.4
100℃ 7.3
0℃ 4.9
−195℃ 0.6
タングステン(元素記号 W)の熱伝導率(W・m-1・K-1
700℃ 119
300℃ 139
100℃ 163
0℃ 177
-100℃ 188

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