オスミウム(元素記号 Os)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など

2012年9月30日更新

オスミウムは最も密度の高い貴金属であり、遷移金属に分類されるレアメタルでもあります。白金鉱から分類されるため高価な金属です。物性としては、高い融点と硬度をもち、酸やアルカリに対しても耐性を持ちます。腐蝕に強いため、高級な万年筆としての用途が身近なものとしては知られています。

合金としては、白金やイリジウムとの合金が知られ、オスミリジウム、イリドスミンなどの名称がつけられています。

同じ白金族であるルテニウム、ロジウム、パラジウム、イリジウム、白金、鉛の中でも最も比重の重い貴金属でもあります。

オスミウム(元素記号 Os)が活用されている分野

  • 酸化剤、酸化触媒
  • 万年筆
  • 指紋検出
オスミウム(元素記号 Os)の特性、物性
分類 金属元素
電子配置 4f145d66s2
英語 Osmium
原子量 190.2
同位体 184Os、186Os、187Os、188Os、189Os、190Os、192Os
融点 3033℃
沸点 5012℃
密度 22.61g/cm3
比重
硬度 モース硬度7
色、形状 青みがかった銀色、青灰色
20℃、1atmでの状態 固体
線膨張率
(α/10-6K-1
100K:
293K(20℃):4.7
500K:
800K:
オスミウム(元素記号 Os)の電気抵抗(ρ/10-8Ω・m)
700℃ 30.4
300℃ 17.8
100℃ 11.4
0℃ 8.1
−195℃
オスミウム(元素記号 Os)の熱伝導率(W・m-1・K-1
700℃
300℃
100℃
0℃
-100℃

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