ホルミウム(元素記号 Ho)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
ホルミウムはランタノイド系のレアメタルですが、特定の用途以外ではほとんど使われず、稀少で高価なこともあり、一般には馴染みのない元素かもしれません。主要な用途は、YAGレーザーへの添加材料や分光光度計の調整に使うホルミウムフィルム(250nmから600nmの校正に用いる)などです。
通常のYAGレーザーと異なり、ホルミウムを添加したホルミウムYAGレーザーは、主に医療分野で活躍しており、硬い組織でも破砕可能で、組織の深部に熱の影響を強く与えずに切ったり、止血も可能なことから、前立腺の手術や尿路結石の破砕に使われたりします。
ホルミウム(元素記号 Ho)が活用されている分野
- ホルミウムレーザー(ホルミウムYAGレーザー)
- 分光光度計の調整
- 色ガラス
| 分類 | 金属元素 |
|---|---|
| 電子配置 | 4f116s2 |
| 英語 | Holmium |
| 原子量 | 164.9 |
| 同位体 | 165Ho、166Ho |
| 融点 | 1461℃ |
| 沸点 | 2720℃ |
| 密度 | 8.79g/cm3 |
| 比重 | |
| 硬度 | モース硬度 |
| 色、形状 | 銀白色 |
| 20℃、1atmでの状態 | 固体 |
| 線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃): 500K: 800K: |
| 700℃ | |
|---|---|
| 300℃ | |
| 100℃ | |
| 0℃ | |
| −195℃ |
| 700℃ | |
|---|---|
| 300℃ | |
| 100℃ | |
| 0℃ | |
| -100℃ |
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