特便を英語で言うと|特便とは何か

2019年8月25日更新

特便(とくびん)とは、定期便や通常便の反対の意味となり、輸送トラック等においては、本来は運行していないが「特別に仕立てた便」「チャーター便」のことになります。陸送便における特便であれば、英語ではcharter truckで通じます。

charter a truck でトラックの特便を仕立てる、トラックをチャーターするの意味となります。

航空便であれば、特便すなわちチャーター便はcharter flightやchartered flightとなります。

同様に、船便であればcharter boatとなります。

使われる業界や文脈でも意味が微妙に異なる用語になりますので、背景情報に気をつける必要がありますが、特急便のような意味で使われることもあります。この場合、下記のような英語表現のほうがしっくりするケースもあります。

  • urgent delivery
  • express delivery

業務用の輸送便の多くは、定期的に決まったルートや便数で定められた区間の輸送を行き来するケースが多く、輸送費もこうしたトラック1台に対してチャージする「車建て」が一般的ですが、この場合、特便を依頼するとトラック1台分の全工程の輸送費用が少量の荷物でもかかってきます。

輸送コストを管理する面では、特便をなるべく無くすことが費用低減の第一歩となります。

荷量によっては、トラック1台あたりの費用となる「車建て」ではなく、1箱あたりの費用で支払う「個建て」のほうがコストメリットが出る場合もあります。

車建てのメリットというのは、便数が多く、定期的に同一ルートの輸送を依頼した場合、価格交渉がしやすいという点があげられます。また、荷物を満載に近い状態に持っていけるのであれば、相対的に車建てのほうがコストが安くなりますが、特便を出すとこうした費用低減の効果が一瞬で吹き飛んでしまうことがあります。

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