諸口の意味とは

2024年2月12日更新

諸口(読み方:しょくち)とは、複数の勘定科目や口座、取引内容や取引先等が混在していることを意味し、まとめて記載するときに使う用語です。つまり仕訳の相手が複数であることを示す言葉です。英語ではsundriesまたはsundryとなります。これを使わないルールにしている会社や部署もあります。最大のデメリットは、例えば得意先が「諸口」となっている時点で、一見するとどこに売ったものなのかそもそも分かりません。メリットといえば、取引金額が少ない得意先をまとめても全体から見ると比率が極めて少ない場合にまとめるというような場合くらいでしょうか。

本来1つの取引に対して1つの仕訳として複数行で仕分けるところを1行でまとめてしまうわけですから、あとから個別取引を追っていく必要がありますが、定期的に実施している取引でもない限り、諸口の内容は毎回変わるので履歴をトレースするのも一苦労となります。

税務調査等でも開示要求があった場合速やかに諸口の内訳を提示する必要がありますが、追えなくなっているとしたら問題です。

不正処理の隠れ蓑に使われるリスクもあるほか、実務上はこれを使わなくても運用はできるので、使用時のメリットとデメリットをよく比較検討して運用すべきところです。

特に経理部門以外の部署が伝票に諸口を記載すると、その部署しか内訳が分からなくなりますので、気になるのであれば会社のルールとして出金部門の伝票には使わないという方法も一考の価値があると思います。

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