利計の意味とは

2023年3月19日更新

利計(読み方:りけい)とは利益計画の省略形として使われることがあるビジネス用語のひとつです。多分に社内用語に近いものであるため、他社とのやり取りで使う場合は、意味しているものが同じものなのか留意が必要です。英語では、profit planやprofit planningといった表現が使われます。

利益計画の使われ方は会社によって異なりますが、期首に売上高の予測を出すために使われたり、経費などの予算を計画する際にも使われたりします。年度の売上と使用する経費を集計し、会社でどの程度の利益を見込むことができるかを出すものとなります。予算制度とほぼ同義で使われることもあります。

締め切りが厳密に指定されており、企業によってはこの内容が編集されて有価証券報告書に記載の情報となることもあります。

基本は営業部門から積み上げ方式で売上予測という形が出てきますが、中には個々の品目ごとの明細も附属していることもあります。積み上げ方式で、客先や品目ごとに売上予測が出てきても、経営上必要な額に足りなければ、積み増しの指示が出ますので、その部分は調整代が存在することになります。

また、経費の面でも同様で、製造や販売管理、設備投資等にかかわることをはじめ、必要な利益に及ばない場合、売上増だけでなく社内で「経費」として使う金額の圧縮をはかる必要がありますので、各部門へ使用予定の経費を削るよう指示が出ます。同様に、コスト削減の計画も加味されていきます。一般的には、こうした利計情報を集約する部署が存在し、そこに情報が集まってくるような仕組みを用いているところが多いようです。

端的に言えば、このように売上増、経費・コスト減の双方の動きをとりながら、必要となる「利益」をたたき出すための計画を策定していく作業が利計ということになります。

策定者には独特の勘やコツが必要なことがあり、文字通り、鉛筆をなめて作られているところが多いかもしれません。そもそもどの部門の達成不能な予算計画を作ることができない一方、事実をそのまま記載したのでは会社が立ち行かなくなるか、経営・株主の要望に応えることもできなくなるため、そのせめぎあいの中で調整をはかっていくことになります。

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