E. & O.E.とは

2015年3月17日更新

インボイスやパッキングリストの末尾に記載されていることがある「E. & O.E.」の表記ですが、どのような意味があるのでしょうか。

この「E. & O.E.」はErrors and Omissions Eexceptedの頭文字をとった略称で、直訳すれば、「書き損じ・脱漏を除く」といった意味になります。ピリオドを除外して、E & OEと表記されることもあります。

これだけでは何のことやらよくわかりませんが、早い話、ミスがあってもその法的責任については勘弁してください、といったような意味合いを持つ免責のための決まり文句です。あるいは、「誤字脱字等のミスがあった場合は訂正しますが、それは改変等を目的に行ったものではない」ということを主張するための文言です。かなり古風な表現でもある為、最近のインボイスではあまり見ませんが、好んで使われる方もいます。かなり古いタイプのインボイスにはよく使われている表現でした。

このほか、大量の情報を列挙した文書の末尾にこの文言を記載することで、「当社の知る限り(当社の知り得る限り)この情報は正しいものと考えていますが、もし間違い等があっても責任についてはご容赦ください」といったような使われ方もされます。

インボイスやパッキングリストといった輸出者側が自ら作成する貿易書類だけでなく、見積書や仕様書といった文書にも使われることがあります。

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