ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)の特徴|比重、耐熱温度、耐薬品性、用途

2013年3月3日更新

ポリウレタン系のTPEは記号TPUで表記し、ハードセグメントにポリウレタンを採用したタイプで、機械的な強度や耐摩耗性、耐屈折性や耐屈曲性能に優れた熱可塑性エラストマーです。耐油性や耐薬品性にも優れますが、耐熱性に劣るという欠点があります。また圧縮永久歪みも不足しており、熱意に弱いことから耐熱水性にも弱点があります。また時間がたつにつれ黄変してしまうことがあります。

価格は割りと高めの部類になりますが、用途としては自動車の内装品全般、スポーツ用品や靴底などに使われています。

ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの物性、加工性、ハードセグメント、ソフトセグメント、用途などの情報

TPU(ウレタン系熱可塑性エラストマー)の物性
ゴムの種類 ポリウレタン系
記号、略号 TPU
生ゴムの性質 比重 1.13から1.26
ムーニー粘度ML1+4(100℃) -
SP値(溶解度パラメータ) 10.0
加硫ゴムの物理的性質 引張強さ(MPa) 24.5から60.0
伸び(%) 350から680
硬さ(JIS-A) 55から95
反発弾性(%) 34から54
圧縮永久歪み(%) 25から50
体積固有抵抗(Ω・cm) 1012から1013
耐電圧(kV/mm)
誘電率(Hz)
低温脆化温度(℃) −60から−70
連続耐熱使用温度 80℃
燃焼性 可燃、自己消火性
耐候性
耐油性
耐熱水性 ×
耐溶剤性
加工性 射出成形 △(射出成形温度:180から230℃)
押出成形 △(金型温度:15から45℃、収縮1から1.5%)
主な用途 靴底、チューブ、ホース、ベルト
分子構造 ソフトセグメント ポリエーテル、ポリエステル
ハードセグメント ポリウレタン

熱可塑性エラストマー(TPE)の主な種類と材料記号

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