SWRH72Aの材質、成分などの特徴|硬鋼線材の材質、成分、比重、降伏点などの規格

2014年1月6日更新

SWRH72Aは炭素が0.69から0.76の範囲となる鋼線の材料です。具体的には硬鋼線材と呼ばれる規格材の一つです。鋼材のなかでも線材と呼ばれる「線」に加工されるための材料であるため、寸法の範囲もそれにあわせた規定になっています。伸線加工を行うことを前提にされた鋼材です。

SWRH72Aの成分、材質

SWRH72Aの成分、材質
硬鋼線の種類 C(炭素) Si(シリコン) Mn(マンガン) P(リン) S(硫黄)
SWRH72A 0.69から0.76 0.15から0.35 0.30から0.60 0.030以下 0.030以下

SWRH72Aの機械的性質

引張強さや伸びなどの強度のパラメータは、材料そのものとなるSWRHには規定されておらず、これらが加工されたあとの鋼線ごとに規定があります。

「JIS G 3521 硬鋼線」に規定のある材料記号

「JIS G 3506 硬鋼線材(2004年改訂)」に規定のある材料記号

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