STBA25の成分、材質、比重、機械的性質等|STBA鋼管の規格

2014年2月17日更新

STBA25はクロムモリブデン鋼から製造される鋼管の規格で、シームレス管(継目無し管)となります。熱伝達用のグレードであるため、構造用の鋼管と違い、要求仕様の精度が高いものになっています。なお、この合金鋼の硬度はロックウェル硬さ(HRB)で85以下となります。熱伝達用には、ほかに炭素鋼管、ステンレス鋼管のものもあり、用途によって使い分けられています。

STBA25の比重

合金鋼を素材とする鋼管である為、比重も炭素鋼管よりも重く、7.85がベースとなります。

STBA25の成分、材質、組成について

STBA25の成分
STBA鋼管 C Si Mn P S Cr Mo
STBA25 0.15以下 0.50以下 0.30から0.60 0.030以下 0.030以下 4.00から6.00 0.45から0.65

STBA25の機械的性質

STBA25の引張強さ、降伏点、耐力、伸び
STBA鋼管 引張強さ
N/mm2
降伏点、耐力
N/mm2
伸び(%)
外径10ミリ未満 10ミリ以上20ミリ未満 20ミリ以上 全外径 全外径
11号試験片 11号試験片 11号試験片
12号試験片
4号試験片 14A号試験片
STBA25 410以上 205以上 22以上 25以上 30以上 24以上 21以上

STBA25の熱処理

規格では、等温焼きなまし、完全焼きなまし、焼きならし後焼戻しのいずれかとなっています。焼戻しの際の温度は650℃以上と規定されています。シームレス管のみのグレードです。

「JIS G 3462 ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管」に規定のある材料記号

スポンサーリンク

>このページ「STBA25の成分、材質、比重、機械的性質等|STBA鋼管の規格」の先頭へ

加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管|STBA鋼管の特徴と種類

STBA25の成分、材質、比重、機械的性質等|STBA鋼管の規格の関連記事とリンク

STB鋼管|ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管の種類と特徴
STB鋼管(ボイラー・熱交換器用炭素鋼鋼管)の重量
ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板(SB材、SB-M材)
クロムモリブデン鋼鋼材(SCM材)の用途、機械的性質、成分の一覧
機械構造用炭素鋼鋼管(STKM材)の規格と寸法公差、種類と比重について
自動車構造用電気抵抗溶接炭素鋼鋼管、STAM鋼管の種類と用途、特徴、規格
一般構造用炭素鋼鋼管(STK鋼管)の種類|規格、材質、寸法表
炭素鋼と合金鋼の違いと使い分け
軟鋼
金属の疲労強度、耐疲労性
金属の靱性、ねばり強さ(靭り強さ、粘り強さ)
冷間加工と熱間加工の違い
鉄鋼、鉄、炭素鋼、ステンレス、鋳鉄、超硬の熱膨張係数
金属の熱伝導率の一覧表
鉄鋼材料、鉄、炭素鋼、工具鋼の比重
鉄鋼、炭素鋼、鋳鉄、純鉄、ステンレスの熱伝導率
鉄鋼、鉄、炭素鋼、ステンレス、ハイスの比熱
鉄鋼、鉄、炭素鋼、ステンレスの電気抵抗
金属単体の比重、密度の一覧表
金属の融点、沸点の一覧表
金属の熱伝導率の一覧表
金属材料の硬度の一覧と比較
合金元素の果たす役割

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集