SNC815(ニッケルクロム鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)

2010年10月16日更新

SNC815はニッケルクロム鋼の中では最も引張強さの高いタイプの材料で、はだ焼き用の素材です。硬度の範囲も285から388と最高の範囲を持ちます。ニッケルの作用により、クロムの持つ焼入れ性の向上や被膜による耐摩耗性・耐食性の効果が向上しています。

SNC815の成分(単位:%)
材料記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo
SNC815 0.12
〜0.18
0.15
〜0.35
0.35
〜0.65
0.030以下 0.030以下 3.00
〜3.50
0.60
〜1.00
-
SNC815の熱処理温度、機械的性質、硬度(参考値)
種類 熱処理温度
(℃)
引張試験
(4号試験片)
衝撃試験
(Uノッチ試験片)
硬度
(HBW)
焼入れ 焼戻し 降伏点
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
%
絞り
%
衝撃値
(シャルピー)
J/cm2
SNC815 1次830から880油冷
2次750から800油冷
150〜200
空冷
- 980以上 12以上 45以上 78以上 285〜388

スポンサーリンク

加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
ニッケルクロム鋼(SNC材)の一覧へ戻る

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集