SM520C(溶接構造用圧延鋼材)の用途、機械的性質、成分の一覧

2010年8月14日更新

低温じん性に優れたC種のうち、引張強さの下限が520の鋼材です。溶接性に優れたSM材の中で、低温域のうち−10℃〜−20℃程度まで使うことができるとされます。

材料記号 厚さ C Si Mn P S
SM520C 100mm以下 0.20以下 0.55以下 1.65以下 0.035以下 0.035以下
SM520Cの降伏点、耐力、引張強さ及び伸び
機械的性質 材料記号
降伏点または耐力(N/mm2) 鋼材の厚さ(mm) 16以下 365以上 SM520C
16を超え40以下 355以上
40を超え75以下 335以上
75を超え100以下 325以上
100を超え160以下 -
160を超え200以下 -
引張強さ(N/mm2) 鋼材の厚さ(mm) 100以下 520〜640
100を超え200以下 -
伸び(%) 鋼材の厚さ(mm) 5以下 試験片5号19以上
5を超え16以下 試験片1A号15以上
16を超え50以下 試験片1A号19以上
40を超えるもの 試験片4号21以上

スポンサーリンク

>このページ「SM520C(溶接構造用圧延鋼材)の用途、機械的性質、成分の一覧」の先頭へ

加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
溶接構造用圧延鋼材(SM材)の一覧へ戻る

SM520Cについての関連記事とリンク

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけでなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集