御影石の比重

2012年11月24日更新

御影石には世界各国で数百にも上る種類があるため、比重は各々微妙に異なります。ごく一般的なものでいえば、2.5〜2.7程度の見かけ比重となります。但し、産地によってはこの範囲に収まらないものもあります。

石材にとっての比重は、おおむね圧縮強さに連動しており、この値が大きいものほど圧縮強度に優れたものといえます。なお、石材は全般的に引張強度は弱く、圧縮強さの20分の1〜40分の1程度となります。

御影石というのはいわゆる俗称で、この石材は正確には「花崗岩(花こう岩)」という分類になります。建築材料や構造材料、部品などに使う石材としては、ほとんどがこの花こう岩ということになりますが、これもより大きな括りである「火成岩」の一種ということになります。この火成岩の中には、安山岩やせん緑岩、斑れい岩、輝緑岩などがあり、花こう岩とともに建築材料などに使われていますが、これらすべてを総称して花こう岩ということもあります(正しい使い方ではありませんが)。厳密には、花こう岩と安山岩、輝緑岩などは物性値が異なってきますが、同じ花こう岩のなかでも産地によって相当な違いがあるため、あまり石材の分類にはこだわらない人もいます。

石材の場合は特に産地が世界各地にあり、それぞれ産地ごとに名称をつけて上市されているため、学問的な分類と、販売者が主張する分類とが異なる場合もあり、一体どの分類に入る石材なのかわからないことすらあります。

こうしたことから、「花こう岩」なのか、「安山岩」なのかといった分類よりも、固有名(産地名)で取引されることが半ば慣行となっています。

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