SCM445(クロモリ鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)

2010年10月16日更新

SCM445はクロムモリブデン鋼の一品種で、はだ焼用として使われる822を除くと最も硬度、降伏点、引張強さに優れた材料です。降伏点は885以上、引張強さは1030以上にもなり、構造用炭素鋼との違いが鮮明に出てきます。なお、SCM445はクロモリ鋼としては最も高いC量を持ちます。C量は微量でも直接的に物性に影響するパラメータの一つです。

SCM445の成分(単位:%)
材料記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo
SCM445 0.43
〜0.48
0.15
〜0.35
0.60
〜0.90
0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.90
〜1.20
0.15
〜0.30
SCM445の熱処理温度、機械的性質、硬度(参考値)
種類 熱処理温度
(℃)
引張試験
(4号試験片)
衝撃試験
(Uノッチ試験片)
硬度
(HBW)
焼入れ 焼戻し 降伏点
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
%
絞り
%
衝撃値
(シャルピー)
J/cm2
SCM445 830から880油冷 530〜630
急冷
885以上 1030以上 12以上 40以上 39以上 302〜363

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