ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板(SB材、SB-M材)

2010年8月14日更新

SB材は特に重要な部材に用いられる鉄鋼材料で、板厚のある圧力容器などに適しているとされます。SM材と同じく、溶接することを前提とした設計ですが、常温以上での高温下で使われる圧力容器が想定されており、高温における黒鉛化を防ぐ工夫がされています。逆に低温じん性に劣るため、脆性破壊の危険性はあります。常温以下で用いるには適していません。中・高温用の材料です。

また溶接性に関しては、SM材に比べるとC%が高く、硬度はあるのですが、溶接性に劣ります。50mm以上の厚板を溶接するときには、十分な余熱を行ってからでないと溶接割れを起こす可能性があります。鋼種によっては500℃まで使えるものもあります。

低温じん性の悪さはC(炭素)の多さに起因しますが、必ず常温以上の温度域で使う部材です。Moを添加しているSB450MやSB480Mは高温強度が高く、550℃まで使われますが、溶接性はより悪化しますので注意が必要です。

JIS G 3103:2007では下記の5種類の鋼種について規定があります。

「JIS G 3103:2007 ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板」に規定のある材料記号

ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板(SB材)の材料記号の変遷:JISの新旧対照表

1991年 1977年 1966年 1953年
- - - (板)SB35A
- 廃止 (板)SB35 SB35B
- - - SB42A
SB410 SB42 SB42 SB42B
- - - SB42C
- - - SB46A
SB450 SB46 SB46 SB46B
- - - SB46C
SB480 SB49 SB49 -
SB450M SB46M SB46M -
SB480M SB49M SB49M -
- 廃止 SB56M→JIS G 3119 SBV1Bに -
- - - (板)SB42K
- 廃止 (棒)SB42 (棒)SB42
- 廃止 (棒)SB46 (棒)SB46

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