SAPH370の成分、引張強さ、降伏点、伸び、板厚、曲げ性

2013年2月1日更新

SAPH370は自動車用や電気機器用に使われる薄板のハイテン材であり、引張強さの下限値を370(N/mm2)以上に設定された鋼材です。同種のSAPH材としては、引張強さは3番目の強度となります。SAPHのカテゴリーでは引張強さが高いものほど伸びは小さくなる反比例の関係にあります。350N/mm2前後の引張強さを持つ鋼板は、自動車としてはエンジンフード、トランクリッド、ドアのアウターパネルなどのボディーの外板としてよく使われます。

SAPH370の引張強さ、耐力、降伏点、伸び

SAPH370の機械的性質(引張強さ、耐力、降伏点、伸び)
種類 引張強さ(N/mm2 降伏点もしくは耐力 伸び(%) 引張試験片
厚み(mm) 厚み(mm)
6.0未満 6.0以上8.0未満 8.0以上14以下 1.6以上2.0未満 2.0以上2.5未満 2.5以上3.15未満 3.15以上4.0未満 4.0以上6.3未満 6.3以上14以下
SAPH370 370以上 225以上 225以上 215以上 32以上 33以上 35以上 36以上 37以上 38以上 5号試験片圧延方向

SAPH370の成分

SAPH370の成分規定
鋼板の記号 成分・組成
P(%) S(%)
SAPH370 0.040以下 0.040以下

SAPH370の曲げ性

SAPH370の曲げ性
鋼板の記号 曲げ角度 内側半径 曲げ試験片
厚み(mm)
2.0未満 2.0以上
SAPH370 180° 厚さの0.5倍 厚さの1.0倍 3号試験片、圧延方向に直角

SAPH370の板厚について

SAPH370の板厚の種類(1.6mm以上14mm以下)
板厚(単位:mm)
1.6
1.8
2.0
2.3
2.5
2.6※
2.8
2.9※
3.2
3.6
4.0
4.5
5.0
5.6
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
12.0
12.7
13.0
14.0
15.0
16.0

「JIS G 3113 自動車構造用熱間圧延鋼及び鋼帯」に規定のある材料記号

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