SA1Cの成分、材質、比重、板厚、機械的性質|アルミメッキ鋼板の規格

2014年4月6日更新

SA1Cは溶融アルミニウムメッキ鋼板の材料の一つで、耐熱用(一般用)として規定された材料です。板厚の範囲は0.4mm以上2.5mm以下が標準となります。このグレードでは機械的性質(伸び、降伏点、引張強さ)については参考値としてのみ記載があります。原板の成分は、炭素量が0.15%以下の低炭素鋼となりますが、一般用として規定されているため、もともと絞り等にはあまり向きません。アルミメッキの耐食性は、亜鉛とは異なりますが、素の状態ではこちらのほうが優れています。

めっき付着量の表示記号は、40、60、80、100、120のいずれかとなります。

SA1Cの成分、材質

SA1Cの成分、材質
鉄鋼の種類 C Mn P S
SA1C 0.15以下 0.60以下 0.050以下 0.050以下

SA1Cの機械的性質|降伏点、耐力、引張強さ、伸び

SA1Cの降伏点、耐力、引張強さ、伸び
鉄鋼の種類 降伏点、耐力(N/mm2 引張強さ(N/mm2 伸び(%)
表示厚さが0.30mm以上0.40mm未満 表示厚さが0.40mm以上0.60mm未満 表示厚さが0.60mm以上1.00mm未満 表示厚さが1.00mm以上
SA1C (205以上) (270以上)

SA1Cの比重

比重は、質量計算のベースとして7.85が使われていますので、他の鋼板と同等の7.85と考えられます。

SA1Cのメッキ量、メッキ厚

SA1Cのメッキ付着量

SA1Cにつけられているメッキは、メッキ層の厚さではなく、鋼板の1平方メートルあたりに付着している重量によって分類されます。

メッキの最小付着量(両面メッキの合計値)単位:g/m2
めっき付着量の表示記号 40 60 80 100 120 150 200
3点平均最小付着量 40 60 80 100 120 150 200
1点最小付着量 30 45 60 75 90 113 150

SA1Cのメッキ厚さ

アルミメッキ鋼板のめっき厚さ
めっきの付着量表示記号 40 60 80 100 120 150 200
相当めっき厚さ 0.022 0.033 0.044 0.056 0.066 0.083 0.111

SA1Cの板厚、長さ、幅などのサイズ

標準となる板厚の範囲は0.40ミリから2.5ミリとなります。板厚のバリエーションは下記となります。用途によっては、メッキ厚についても加味する必要があるかもしれません。

SA1Cの板厚

SA1Cの標準表示厚さ(単位:ミリ)
板厚(溶融アルミニウムめっき鋼板共通)
0.40
0.50
0.60
0.70
0.80
0.90
1.0
1.2
1.4
1.6
2.0
2.3

SA1Cの板のサイズ|幅と長さ

規格の上での標準寸法については下表の幅と長さになっています。

SA1Cの幅と長さ(単位:ミリ)
幅(標準幅) 長さ(標準長さ)
914 1829, 2438, 3658
1000 2000
1219 2438, 3658

SA1Cの厚さ、長さ、幅の許容差

溶融アルミニウムめっき鋼板の種類ごと、板厚ごとに許容される誤差について定められています。SA1Cの厚さ、長さ、幅の許容差についてはこちらの表となります。

「JIS G 3314 溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯」に規定のある材料記号

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