MC5、AM100A(マグネシウム合金鋳物)の物性、成分、組成、機械的性質、硬度|マグネシウム合金鋳物の種類、特性や用途

2013年8月22日更新

MC5はマグネシウム合金の鋳物の規格材料の一種で、ASTMではAM100Aとしても知られます。強度に優れた材種であるとともに、靭性にも長じています。耐圧用の鋳物としても利用可能です。自動車用をはじめとするエンジン部品や一般的な鋳物として使われます。型は、砂型と金型、精密の3系統あります。AM系(Mg-Alの合金)のマグネシウム合金となります。

MC5、AM100Aの成分、組成

RE※はRare earthの略でイットリウムを除く希土類元素となります。

MC5、AM100Aの成分、組成
マグネシウム合金鋳物 化学成分
Mg Al Zn Zr Mn RE※ Y Ag Si Cu Ni Fe その他
MC5、AM100A 残部 9.3から10.7 0.30以下 0.10から0.35 0.30以下 0.10以下 0.01以下 0.01以下

MC5、AM100Aの引張強さ、耐力、伸び、硬度、熱処理、溶体化処理|機械的性質

MC5、AM100Aの機械的性質
マグネシウム合金鋳物 熱処理、調質の内容 記号、質別記号、調質記号 引張試験 硬度
ブリネル硬さ
HBW
溶体化処理 時効硬化処理
引張強さ
N/mm2
耐力
N/mm2
伸び
温度
±6℃
最高温度
時間
h
温度
±6℃
時間
h
MC5、AM100A 鋳造したまま MC5-F 140以上 70以上 - - - - - - -
溶体化処理 MC5-T4 240以上 70以上 6以上 - 424 432 16から24 - -
時効硬化処理 MC5-T5 160以上 80以上 - - - - - 232 5
溶体化処理後時効硬化処理 MC5-T6 240以上 110以上 2以上 - 424 432 16から24 232 5

MC5、AM100Aの熱伝導率、電気伝導率、熱膨張係数、比熱、比重、密度

熱による影響や電気特性をより詳細に見ていくと以下の通りとなります。

MC5、AM100Aの熱的特性、電気特定、弾性係数など
マグネシウム合金の種類 MC5、AM100A
液相線温度(℃) 595
固相線温度(℃) 463
凝固温度範囲(℃) 132
溶融潜熱(kJ/kg・K) 372
比熱(kJ/kg・K)(室温) 1.05
熱伝導率(W/m・K)(20℃、砂型) F: 51.2
T5: -
T4: 43.4
T6: 58.3
電気伝導度(20℃、%IACS) F: 11.5%
T4: 9.9%
T6: 12.3%
熱膨張係数(μm/m・K)(20℃〜100℃) 25
比重、密度(g/cm3)(20℃) 1.83
縦弾性係数(kN/mm2)(20℃) 45
横弾性係数(kN/mm2)(20℃) 17
鍛造温度(℃)
砂型
金型
735から845
650から815

「JIS H 5203 マグネシウム合金鋳物」に規定のある材料記号

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