FCV400の機械的性質、引張強さ、耐力、伸び、硬度、ポアソン比、熱伝導率、熱膨張率|CV黒鉛鋳鉄品の規格

2013年7月24日更新

FCV400は強度や剛性に優れるとともに、高い熱伝導率と優れた磨耗抵抗を持つCV黒鉛鋳鉄品。自動車用のシリンダブロックやシリンダヘッドの用途があるほか、ブラケット、連結器、トラック用のブレーキドラム、ポンプ部品、インゴット用鋳型、油圧部品に使われます。5種類のCV黒鉛鋳鉄のうち、ちょうど真ん中の位置付けの材料です。金属組織はパーライトが主で、一部フェライト組織を持ちます。

FCV400の機械的性質

FCV400の引張強さ、0.2%耐力、伸び、硬度
【別鋳込みの場合】
CV黒鉛鋳鉄の種類 引張強度
N/mm2
0.2%耐力
N/mm2
伸び
ブリネル硬さ
HBW 10/30(参考値)
FCV400/S 400以上 280以上 1.0以上 160から240
FCV400の引張強さ、0.2%耐力、伸び、硬度
【本体付きの場合】
CV黒鉛鋳鉄の種類 厚み t(対象となる肉厚)
mm
引張強度
N/mm2
0.2%耐力
N/mm2
伸び
ブリネル硬さ
HBW 10/30(参考値)
FCV400/U t≦12.5 400以上 280以上 1.0以上 160から240
12.5<t≦30 400以上 280以上 1.0以上 160から240
30<t≦60 375以上 260以上 1.0以上 160から240
60<t≦200 325以上 230以上 1.0以上 160から240

温度によるFCV400の機械的性質、物理的性質の変化

FCV400の機械的性質、弾性係数、疲労限度、ポアソン比、密度、比重、熱伝導率、熱膨張係数、比熱
物理特性・熱的特性 単位 温度 FCV400
引張強度 N/mm2 23℃ 400から475
100℃ 375から450
400℃ 300から375
0.2%耐力 N/mm2 23℃ 280から330
100℃ 255から305
400℃ 230から280
伸び 23℃ 1.0から3.5
100℃ 1.0から3.0
400℃ 1.0から2.5
弾性係数 kN/mm2 23℃ 140から150
100℃ 135から145
400℃ 130から140
疲労限度比、回転曲げ疲労試験 23℃ 0.45から0.50
疲労限度比、引張圧縮疲労試験 23℃ 0.25から0.35
疲労限度比、3点曲げ疲労試験 23℃ 0.60から0.70
ポアソン比 - - 0.26
密度、比重 g/cm3(密度) 7.0から7.1
熱伝導率 W/(m・K) 23℃ 39
100℃ 39
400℃ 38
熱膨張係数 μm/(m・K) 100℃ 11
400℃ 12.5
比熱 J/(g・K) 100℃ 0.475

「JIS G 5505 CV黒鉛鋳鉄品」に規定のある材料記号

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