AlSi12Cu1(Fe)の機械的性質、比重、成分、熱伝導率など|アルミダイカストの特徴

2013年5月4日更新

AlSi12Cu1(Fe)は組成上、ADC12と比較されることが多いAl-Si-Cu系のアルミ合金ですが、ADC12に比べると伸びは若干優れる為、衝撃については強いといえますが、耐力については及びません。

AlSi12Cu1(Fe)の特徴

AlSi12Cu1(Fe)の成分、組成、材質

AlSi12Cu1(Fe)の成分
種類 成分
Cu Si Mg Zn Fe Mn Cr Ni Sn Pb Ti Al
AlSi12Cu1(Fe) 0.7から1.2 10.5から13.5 0.35以下 0.55以下 1.3以下 0.55以下 0.10以下 0.30以下 0.10以下 0.20以下 0.20以下 残部

AlSi12Cu1(Fe)の機械的性質|引張強さ、伸び、耐力、硬度

AlSi12Cu1(Fe)の機械的性質
機械的性質 ダイカスト
引張強さ(MPa) 240
0.2%耐力 140
伸び(破断伸び)% 1
硬度
ブリネル硬さ(HBW)
70

アルミダイカストの一覧|JIS規格

スポンサーリンク

>このページ「AlSi12Cu1(Fe)の機械的性質、比重、成分、熱伝導率など|アルミダイカストの特徴」の先頭へ

加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
アルミダイカスト(ADC材)の成分と種類、特徴(目次)へ戻る

AlSi12Cu1(Fe)の機械的性質、比重、成分、熱伝導率などについての関連記事とリンク

アルミニウム鋳物(鋳造品)の種類と特性
アルミニウムの調質、質別記号の一覧
鋳造と鍛造の使い分け
鍛造と鋳造の違い
アルミニウム合金の特性と種類、用途
非鉄金属材料の種類
アルミニウムメーカー(アルミ合金、アルミ製品メーカー)
アルミニウムの比重、密度の一覧

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけでなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集