技能士(国家資格)について

2010年10月27日更新

技能士は136職種(2010年現在)にまたがる国家資格で、各都道府県ならびに指定試験機関で実施されているものです。実施以来、400万人の合格者が生まれていますが、難易度は高く、初学者が練習なくして簡単に合格というわけにはいきません。この資格は端的にいえば、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。職業能力開発促進法に基づき作られた資格で、技能を公的に証明することができ、これだけ様々な分野に及ぶ技能資格は他にありません。学科試験もありますが、やはり「技能」を見る実技試験がこの資格を取る際の肝となります。

技能職は、わりと自分の技能を証明するための資格の種類が乏しく、そもそも経験のほうが重視される傾向にありますので、この資格の有無で実力の判断は実際にはなされないでしょうが、対外的にはこの技能に関するスペシャリストという証明になります。また就職する際にも、経験者募集ということでなければ特にその分野の基礎知識が不要なケースが多く、就業してから技能を身につけていくので、この資格は文字通り働く人のための資格と言えます。

資格には等級があり、一般には特級、1級、2級、3級の4段階に分かれています。

特級 管理者または監督者が通常有すべき技能の程度
1級 上級技能者が通常有すべき技能の程度
2級 中級技能者が通常有すべき技能の程度
3級 初級技能者が通常有すべき技能の程度

受験資格には実務経験の有無によって下記のように定められていますが、分野によってはこれらはそんなに厳密なものではありません。場合によっては実務経験がなくとも合格可能なものもあると言われています。

技能士の受験資格、実務経験の有無
特級 1級合格後5年以上
1級 7年以上
単一等級 3年以上
2級 2年以上
3級 6か月以上

試験分野によって、前期(おおむね6月実施)と後期(おおむね11月実施)に分かれています。また中には自分の会社で実技試験を実施できるものもありますので、使い慣れた機械や環境で実力を発揮したいという方には有利です。

試験は学科、実技それぞれ100点満点で、実技が60点以上、学科が65点以上ないと原則合格できません。

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