サブゼロ処理

2013年1月2日更新

零下処理や、深冷処理という言い方もなされます。

焼入れ処理によって鋼の持つ金属組織をマルテンサイトに変えてやることで、鉄鋼の硬度は飛躍的に向上します。

この過程で、マルテンサイトに変わらずに残っている「残留オーステナイト」を完全にマルテンサイトへ変態させるための追加処理ののことをサブゼロ処理といいます。

焼入れ直後に0℃以下に冷却する処理であることからサブゼロの名称がついており、温度が低くなればなるほど耐摩耗性が向上する特徴を持ちます。実際には、焼入れ直後に急激に冷却すると、サブゼロ・クラックと呼ばれるヒビが鋼材に生じることがあるため、100℃程度の湯で戻してから冷やすこともあります。

サブゼロ処理は、一般に−60℃〜−100℃程度の温度まで下げるのがよいとされますが、これよりもさらに低い、超サブゼロ処理と呼ばれる手法もあります。こちらは液体窒素を用いて−160℃〜−200℃前後まで下げる手法で、耐摩耗性の大幅向上に効果があることが知られています。

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