金属材料の引張強さと硬度の関係

2013年1月5日更新

鉄鋼材料のうち、炭素鋼や合金鋼といった機械構造用材料の場合、材料の表面硬度と、引張強さの間にはある一定レベルまでは比例関係が成立するため、硬いものほど引張強さも高いという傾向が見られます。

このため、若干の成分の違いのある鋼材であっても、焼入れ・焼き戻しを行った後に硬度が同じであれば、引張強さもほぼ同じになる特徴があります。

したがって、こうした鉄鋼材料の引張強さもしくは硬度の一方が分かれば、もう片方も計算で凡その値を割り出すことができます。

ただし、鉄鋼の性質上、硬さが一定以上(ブリネルHBSで500を超えるような硬さ)になると、脆さが際立ってくるため、引張強さと硬度が連動しなくなってきます。

  • 引張強さ(kgf/mm2)≒ 1/3 x ブリネル硬さ(HBS) ≒2.1 x ショア硬さ(HS) ≒3.2 x ロックウェル硬さ(HRC)

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