引張強さから硬度、必要な炭素量を計算する

2013年1月2日更新

鋼材を使うときに、深部まで焼入れしたらどれくらいの硬度になるのか、あらかじめ概算を出しておきたい場合には下記の計算方法があります。

生材、つまり焼入れ等の熱処理をする前の鋼の引張強さから、まずは焼戻し硬さを求め、そこから焼入れ硬さと、炭素量を割り出すという計算式になります。

鋼の場合は、最も入手しやすい炭素鋼である、機械構造用炭素鋼のほか、クロム鋼(SCr材)、マンガン鋼(SMn材)、マンガンクロム鋼(SMnC材)、クロムモリブデン鋼(SCM材)などが価格面や入手面では主要な候補材料となるでしょう。

  • 引張強さ=3.2×焼戻し硬度
  • 焼入れ硬度=焼戻し硬度+5
  • 焼入れ硬度=30+50×炭素量(%)

なお、この場合の焼入れは完全焼入れを前提としています。焼入れが不完全な場合、所定の硬度が出ないことがあります。

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