カーボンブラックのメーカーの一覧

2014年12月8日リンク更新

カーボンブラックは平たく言えば、黒色の炭素の微粉です。見た目は煤のような真っ黒い粉です。実際、煤なのですが、ただの煤とは違い、後述する粒径や表面性状をコントロールしてある炭素粒子の製品です。形状や粉かビード(塵が出ないように粉末を固めたもの)で、大きさは粒が1mm程度のものがほとんどです。

近年では自動車などのタイヤの増強剤や補強剤として多く使われるようになり、タイヤには必ず入っている材料の一つです。タイヤ用途にはインナーライナー、カーカス、サイドウォール、トレッドなどに使われます。また、顔料や着色剤としても優れているので、黒色をつけるための印刷インクや塗料、トナー、樹脂などの着色目的でも使われます。炭素の微粒子は導電性にも優れているため、導電性付与剤として帯電防止フィルム用途でも使われます。また、ゴム製品ではタイヤだけでなくベルトやホース、ガスケットに添加される材料でもあります。

工業製品用途ではベルト、ホース、ガスケットなどの汎用製品および特殊製品における顔料、UV吸収剤としても使われます。2010年度の数値では国内で凡そ72万トンが生産されました。

カーボンブラックのスペックは、「粒子径」やその粒子同士のつながりがどうなっているのかを示す「ストラクチャー」、個々の粒子の「表面性状」の三つで分けることができます。

カーボンブラック協会発表の資料によると、カーボンブラックの構造は、乱層黒鉛(6環・5環層)構造で、密度は1700〜1900kg/m3となっています。また「かさ密度」は200〜700kg/m3、沸点と融点はともに3000℃以上となっています。

旭カーボン
新潟市でカーボンブラック製品の製造・開発を手掛ける専門メーカー。1951年設立。ゴム補強用、カラー・樹脂着色用、電子機器・導電性部材などとして使われている。同社の製品は大きく、ゴム用途とカラー用途に分かれる。よう素吸着量、DBP吸収量、比表面積などをグラフにとった用途別のコロイダルマップも公開されている。
東海カーボン
1918年の設立の炭素製品の総合メーカー。カーボンブラックのラインナップとしては、ゴム用ファーネスブラック「シースト」(SEAST)、カラー用途・導電用途で優れたトーカブラック、親水性カーボンブラック「Aqua Black」などを製造販売。
キャボットジャパン
年間に約200万トンのカーボンブラックを生産するカーボンブラックの大手サプライヤー。ブランド名、商品名としては、BLACK PEARLS、ELFTEX、VULCAN、MOGUL、 MONARCH、EMPORER、REGAL、UNITED、SPHERON、STERLING、シヨウブラックなどが知られる。
三菱化学
原料から製品に至るまで一貫した品質管理を行い、ファーネス方式による工業カーボンブラックを製造。三菱カーボンブラックのブランドで展開。各ニーズに応じた汎用グレードから高級グレードまで取り揃える。
新日化カーボン
新日鐵化学のグループ会社でカーボンブラックの製造・販売を手掛ける。商品名はニテロン、HTCで知られる。同社のコールケミカル事業の一つ。

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