ロックウェル硬さ(単位:HRC)

2010年6月26日更新

日本では最もよく使われる押し込み式の硬さの試験方法で、やわらかいものから硬いものまで幅広い範囲の測定ができることに特徴があります。米国のロックウェルによって考案されました。金属材などの硬さを示した二桁の数値はたいていの場合、このロックウェル硬さによる表記です。対象に押し込む「圧子」と荷重の組み合わせを選ぶことができるため、様々な硬度の材料に対応できます。圧子には、ダイヤモンド圧子と鋼や超硬のものがあります。方法としては、最初に基準となる荷重をかけて、次に試験荷重をかけ、それによって生じたくぼみの深さを硬度に換算して表記します。

単純に言えば、この深さを数値に換算しただけで、測定も容易です。 適用する圧子と試験荷重のパターンを「スケール」と呼び、JISでは9スケールのほか11種類のスケールが記載されています。JIS G 0202にロックウェル硬さの試験方法についての規程があります。

なお、ロックウェル硬さと他の硬さ指標との換算式は以下の通りです(※注:概算での換算です)。

  • ロックウェル硬さ(HRC)=0.1×ブリネル硬さ(HB)-3
  • ロックウェル硬さ(HRC)=15-ショア硬さ(HS)
  • ビッカース硬さ(単位:HV)≒ブリネル硬さ(単位:HB)
  • ショア硬さ(単位:HS)=0.1×ブリネル硬さ(単位:HB)+12

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