CBNの特性について

2009年9月22日更新

CBNは人工的に作られた合成物質で、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ちます。その特性はダイヤモンドに似た部分もありますが、ダイヤモンドが不得手とする鉄、鉄鋼系の素材の研削で威力を発揮します。化学的には、ダイヤモンドの炭素原子を一つ置きにBとNに置き換えたものになります。ダイヤモンドやCBNなどの硬い結晶質のものは、破砕する面が決まっています。へき開面と呼んだりしますが、ダイヤモンドが111面(4方向)なのに対し、CBNは110面(6方向)あります。CBNのほうが若干砕けやすいとも言われますが、これは砥粒の形状によるところが大きいといわれます。

CBNは正八面体形状のものが多く、この形状は欠けやすいため硬度はダイヤモンドに比べて若干劣ります。熱伝導率はダイヤモンドには劣りますが、実用上使われている砥粒のなかでは2番目に高くなります。

CBN砥石が性能を発揮する局面

CBN砥石を使った研削では、ダイヤモンドに比べて回転数を速くし、切り込みも多く取ることが多いです。剛性の強い機械でないと切れないとも言われますが、ダイヤモンドほどの硬さがないのと欠けやすさで後手にまわるため、研削条件をCBNにあわせて変える場合があります。

研削液の選択についても、熱に対する挙動、特に高温下での性質の変化が異なるため、同じ種類の研削液では性能が十分発揮されないことがあります。CBNは高温下での加水分解が想定されるため、不水溶性かつ極圧添加剤の入ったタイプのものが好まれる傾向があります。

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