面粗さの表示方法について

2009年9月22日更新

面粗さとは、測定する面に対して直角に切断した切り口の凹凸を見ることのできる指標です。この凹凸を構成する曲線を断面曲線といい、この曲線の谷や山の平均をとる等いくつかの表面粗さのJIS規格が存在します。

面粗さを示すJIS規格には、古いものからJIS B 0601:1982、JIS B 0601:1994、そして最新の規格としてJIS B 0601:2001があります。

これらの表面粗さ規格の変遷は、各指標を示す定義の変遷でもあり、面粗さの表示を見る際にはどの規格に則ったものなのか留意する必要があります。

三次元での表面粗さ測定を視野に入れた新規格

最新の表面粗さを定義する規格JIS B 0601:2001では、凹凸のパラメータを見る輪郭曲線として、断面曲線(頭文字Pではじまる)のほか、粗さ曲線(頭文字Rではじまる)、うねり曲線(頭文字Wではじまる)の3方向から定義しています。また、表面粗さの三次元的な計測を見据え、X,Y,Zの空間座標の概念を取り入れています。これにともない、従来のRy(最大高さ)をRzに変更し、十点平均粗さを示す指標であったRzをRzjisとして規定しています。

算術平均粗さRa
粗さ曲線から、基準長さ内の値を抜き、この値の平均値から実際の曲線までの距離の絶対値を合計して平均した値。
十点平均粗さRzjis(旧規格ではRz)
基準長さ内の曲線で、山の高い値を5点、谷の低い値を5点選び平均した指標。
最大高さRz(旧規格ではRmax)
粗さ曲線から、基準長さ内から抜き取った値のうち、平均線から最も高い値と最も低いとの和。
凹凸の平均間隔Sm
粗さ曲線から、基準長さ内から抜き取った値のうち、1つの山及びそれに隣り合う1つの谷に対応する平均線の長さの和を求め、平均値をミリメートル(mm)で表したもの

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