航空機の部品点数について

2011年10月3日更新

航空機に使われる部品は機体にもよりますが、概ね100万点から200万点と言われます。大型機は200万点の部品が使われています。自動車部品がおおよそ10万点ということから見ても、非常に多種の部品が求められることが分かります。

航空機の部品は特殊なものが多いですが、その認証や納入形態も他業界と比べて非常に厳しいものとなっています。ボーイングやエアバス等に代表される親メーカー(Integrator)にエンジンや構造関係の部品を供給するTier 1(ティア1)サプライヤーがあり、そのTier 1に部品を納入するTier 2(ティア2)があります。自動車や他業界の多くは最終製品が完成するまでには数多くの下請けを使うため、3次下請けはおろか、5次、6次、7次下請けといった構造になっているケースもありますが、航空機業界の場合は、Tier 2からの二次外注が認められていません。

したがって、実際のところ納入している部品メーカーも限られています。市場規模や最終製品の違いもありますが、自動車産業にかかわる部品メーカーや加工業者の数に比べると段違いです。

認証取得の部分では、航空機部品を納入するためには数々の認証が必要なことが知られています。まずISO9100、AS9100、特殊工程に対するNADCAP、各親メーカーごとの認証など、他の工業分野ではあまり見ないほどの認証が必要です。

部品がいかに200万点あっても、こうした構造上、基本は多種少量生産で、高度な設備や特殊工程が求められる世界です。

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