バリなきことを英語で言うと|図面の注記に使われる英語表現

2015年6月10日更新

この「バリなきこと」も図面の注記で非常によく見られる表現の一つです。バリとは、表面がささくれだったような状態であったり、加工したあとに何らかの突起が残ってしまっているような状態のことを言います。

切削や研削などの物理的な加工後に生じるものもあれば、型から取り出したときに出てしまっているものもあります。材質によってバリの性状もいろいろあり、通常は研磨やバリ取りなどを行うことで除去します。工業製品の世界ではわずかなバリでも、隆起や突起などが残ってしまっていると、寸法精度に影響しますし、製品として問題が出ることが多いため、部品や機械要素等でも基本、「バリなきこと」というのは図面でもよく指示される内容となります。

バリ自体は英語で、burrと呼ばれることが多いです。ちなみにバリ取りはこのburrを取り除くということで、deburringといったりします。

図面の注記には、誤解が少なくわかりやすく短い表現が好まれますので、下記の様な言い方がよく使われます。

バリなきこと
Must be free from burrs.
角部はバリなきこと
Corners to be burr-free
この部品にはバリなきこと(バリを認めることはできない)
Burrs are not allowed in this part

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