硫黄(元素記号 S)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など

2012年9月2日更新

硫黄は16族の非金属元素で、金属材料に適量添加した場合、快削性がよくなることで知られます。こうした事情により加工性の向上を狙った金属材料で成分に含まれることがあります。

またゴムに弾性を付与するための加硫剤の原料としても重要な元素です。ゴムはそのままだと押しても元に戻らず、ゴムとしての性質を発揮しません。加硫を行うことでゴムとしての性能を発揮し、ゴム製品として使うことができるようになります。

強烈な臭いがあることでも有名ですが、臭いは硫黄化合物から発せられているものです。タマネギやニンニク、にらなどの食物にも微量に含まれており、これらから出てくる独特の臭いは硫黄化合物によるものです。

同素体が多い元素でもあり、その数は30以上となります。よく知られたものとしては、単斜硫黄、斜方硫黄、ゴム状硫黄などがあります。

硫黄(元素記号 S)が活用されている分野

  • 硫酸の原料
  • ゴムの加硫剤
  • 肥料
  • 爆薬
  • 黒色火薬の原料
  • 鉛蓄電池の電解液
  • 漂白剤
  • 脱水剤、乾燥剤(酸として使う場合)
  • 各種工業用の化合物の製造用
硫黄(元素記号 S)の特性、物性
分類 非金属元素
電子配置 3s23p4
英語 Sulfur
原子量 32.07
同位体 32S、33S、34S
融点 115.21℃
沸点 444.6℃
密度 1.96g/cm3(β)
比重
硬度 モース硬度2
色、形状 淡黄色
20℃、1atmでの状態 固体
線膨張率
(α/10-6K-1
100K:
293K(20℃):
500K:
800K:
硫黄(元素記号 S)の電気抵抗(ρ/10-8Ω・m)
700℃
300℃
100℃
0℃
−195℃
硫黄(元素記号 S)の熱伝導率(W・m-1・K-1
700℃
300℃
100℃
0℃
-100℃

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